
若狭塗箸とは
海と山にかこまれた自然豊かな若狭(福井県小浜市)で生まれた若狭塗箸は、塗箸の全国シェア約80%以上を誇り、400年以上の歴史ある若狭小浜の伝統産業です。

江戸時代より受け継ぐ伝統工芸 若狭塗箸
若狭塗箸の伝統工芸技術

螺鈿(らでん)
貝殻や卵の殻を使って煌びやかな海底を連想させる模様は、色とりどりの色漆を塗り重ね、『研ぎ出し』という技法で丁寧に磨き上げることで美しい質感が浮かび上がる若狭塗箸の特徴です。

堆朱(ついしゅ)
百回塗といわれる堆朱のお箸です。数十回塗り重ねてから丁寧に研ぎだすことで独自の模様がきれいに浮かび上がります。
塗り重ねることで堅牢で丈夫なのも特徴。
若狭塗箸の特徴


『摺り漆』
ウルシの木から抽出される天然の樹脂塗料、『漆』を『摺り漆』(別名:拭き漆)という技法で天然木の木地に摺り込み木目の風合いを生かしています。


原木加工

削り出し

下塗り

乾燥

漆の抗菌作用
漆を摺り込むことで木地が堅牢になり、漆の効果で抗菌作用もあるため箸先に漆塗装してあるお箸は小さなお子様の口に触れても安心安全です。

絵付

先角漆
伝統を受け継ぐ若狭塗箸
培ってきた伝統ある技法は進化し、時代時代に合わせた
様々なお箸作りを日々続けております。
デザインも伝統的なものだけではなく、
いろいろな形や色、柄など、
現代のテーブルコーディネートにも合わせたものが
たくさん作られています。
